ハマった方を見かけたので、とりあえずまとめ。
拡張子が「.hlp」や「.chm」なファイルを知っているだろうか?
こいつは通称ヘルプファイルといって、
現実世界のリファレンスや辞書のように、目次や索引などから、
知りたい情報を引き出せるようまとめられたヘルプのことだ。
(加えて、キーワード検索が容易にできる)
XPの頃までなら、市販のソフトなどでは一般的なものだったのだが、
Vista以降では標準でサポートされなくなったこともあり、今では見かけることはほとんど無い。
Readmeがテキストファイル(今の.txt、昔の.doc)なのは今も昔も変わらないが、
本格的なヘルプに関しては、今ではPDF(ないしHTML)にほとんど取って代わられてしまった。
ヘルプファイルも中身はHTML(やRTF)らしいけど、だったらwebページ用に書いたほうが……
と、思ってしまう今の自分がいることからも、
廃れていった原因はサポートの有無だけではないのだろう。
前置きが長くなってしまったが、つまるところ、
昔では当たり前であったものが、今の環境で使えなくなったとき、困るヒトがいるということだ。
(例えば、ここまで読んでくれたアナタとか)
前述の通り、ヘルプファイルはVista以降のwindowsにおいて、通常では開くことができない。
だが安心してほしい。
公式の解決策が用意されている。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/917607
あとは上記のリンクを参照して実行すればよい。
最後に、現時点ではwindows10における解決策は公開されていないようだ。
非公式な対処法を公開している方はいるようなので、後は自己責任で。
ヘルプファイルに関しては、そう遠くないうちに、
内容をサルベージして最新の形式で出力することが求められていくのだろう。